男児のHPVワクチン(女性の場合「子宮頸がん予防ワクチン」と呼ばれるもの)が開始になります
10月1日から小6~高1の男児を対象としたHPVワクチン接種が東京都からの補助にて開始となります。
このワクチンを受けるメリットとしては、
①パートナーとなる女性にHPVを感染させない。
②自身の陰茎ガン、口腔ガン、咽頭ガンの予防となる。
③自身の尖圭コンジローマの予防になる。
の3点があります。
欧米では以前から女児だけでなく男児も接種を受けている(お互いにうつし、うつされするウイルスなので)のですが、日本でもやっとその動きが出てきた、というところです。
現在、女児が接種を受けているHPVワクチンは「シルガード(9価)」ですが、男児の場合は「ガーダシル(4価)」となります。費用は、各クリニックにおける自費接種費用と、自治体からの補助費用の差額になります。当院では接種費用はかかりません。ご希望の方は「電話」にて予約をお願い致します(いずれWeb予約とすることも考えていますが、当初は「電話予約」のみとなります)。
補助対象は調布市民のみです。
期間は10月1日から来年の3月31日までとなっています。3回の接種が必要で、1回目と2回目は最低1か月、2回目と3回目は最低3か月あける必要があります。2回目の接種が1月になってしまうと3回目の接種の補助がおりませんのでご注意ください。当院は毎年3月後半に1週間ほどの休診期間がありますので、2回目の接種は12月前半までにお受けいただくのが安心かと思います(3回目を他の医療機関で受けることももちろん可能です)。